酸素ハウスについて。
酸素ハウス、酸素濃度の高い環境を自宅で作れるレンタル機器です。
私が今回お世話になったのはテルコムさんの酸素ハウス、画像検索するとすぐに出てきます。
酸素ハウスは犬や猫の他、ウサギやハムスターなどの自宅療養に広く使用されています。
機械とケージをホースで繋ぐ、シンプルな構造です。
ケージは透明なアクリル製、本体には数カ所窓があります。
酸素濃度
通常、生活している空間の酸素濃度は約20%と聞きました。
酸素ハウスの中は30〜38%で調整可能です。
調整は搬入の時に係員さんがしてくださいます。
その後の微調整はケージの窓の開け閉めなどで行います。
クーラーや扇風機の風邪が直接ケージ内に入ると酸素濃度が薄くなるそうです。
設置場所は係員さんと相談すると良いかと。
大きさ
今回レンタルしたのは中型。
新聞紙を広げた、見開き程のサイズのケージです。
体重8キロ弱のなつめには、小型ケージは小さ過ぎる、との事でした。
モモンガやハムスターのかごごとケージに入れて使用している写真を拝見しましたが、あれは小型でしょう。
使う子の体格に合ったサイズを選べます。
宅配時はケージがバラけた状態で届くので組み立てが必要です。
組み立てた状態だと玄関も入れないお宅があるので、と係の方が仰っていました。
実際、私の家では2階に設置して頂きましたが未組み立て状態でないと階段を上る事が不可能でした。
重さ
機械本体だけで約25キロだそうです。
機械の下にタイヤがついているので同じフロア内の移動は可能かと思います。
ケージは別です、アクリルなのでそこまで重くはありませんが大きいので移動には不向き化と思われます。
音
稼働音は結構します。
モーター音なのか?冷蔵庫のような音がずっとしていますし、シュー、と空気を送り込むような音と低い音がそこに混じります。
最長9mまでホースを延長できるので、ケージは近くに、機械だけは遠くに、と言う事も出来ます。
室内の温度
これが!難しい!
初日にうちの子が落ち着かなかった原因の一つかなと思っています。
付属の取り説には、凍った2Lのペットボトルをケージの上や中に、タオルを巻いた状態で入れるのが効果的、と書かれていますが、2Lのペットボトルを凍らすのに何時間掛かるねん...と言う事でうちでは大きめの保冷剤を複数、タオルを下に敷いた状態で置きました。
ケージ内にはアイスノンの氷枕(柔らかいタイプ)を入れました。
保冷剤は漏れ出て舐めてしまう危険性があるのでケージ内での使用は注意が必要のようです。
またケージ内は湿気が大敵らしいので、タオルをお忘れなく。
ケージ外側に温度計がついています。
ニオイに注意
機械の裏側から空気を取り込み、酸素の濃縮しケージ内へ送り込むので、機械の周辺でタバコやお香、香水は厳禁です。
そのニオイがトラウマになり、2度とケージに入らない子もいるそうです。
また密室になるので中に入れるタオルなども、洗剤や柔軟剤のニオイには注意しましょう。
レンタル料
必ず必要な初期費用5000円と運搬費5000円は届いた時にお支払いします。
運搬費は、引き取りの場合は必要ありません。
中型は1日1500円、ただし15日、22500円が上限でそれ以上は16日で返却しても
30日で返却しても同じです。
ちなみに「今日から必要なくなりました」と連絡しても引き取りは基本、翌日なので
次の日の分までレンタル料が掛かるそうです。
うちは9/29にレンタルしたので初期費用と運搬費に加え、2日分のレンタル料合わせて13000円をその場でお支払いしました。
その後は指定の銀行口座への振り込みでの入金のみになります。
使用初日
前回の記事でも書きましたが、ケージ慣れしていないと入れた時に興奮して逆に呼吸が荒くなる子もいます。
うちはまさしくそれです。
でも肺水腫の時とは明らかに違う呼吸だったのでしばらく放っておいたら寝てしまいました。
なので、入れたばかりの時に興奮してしまったら、焦らず呼吸を観察すると良いかと思います。
あまりにも落ち着かない場合や様子がおかしい時はすぐ病院へ行く必要があります。