愛犬との別れ。
愛犬の肺水腫をきっかけにはじめたブログですが、
恐らくこの記事が最後の更新になります。
肺水腫にも負けず、アレルギーとも上手につき合っていた愛犬が
3月5日の夜、亡くなりました。
2月に入ってすぐくらいからお腹を下していました。
ちょっと汚いお話しになりますよ。
ウンチがユルかったり固かったり、日によってまちまちのまま半月以上。
もしこんな症状が出ているワンちゃんいましたら、膵炎の危険性あります。
うちの子は、直接の死因ではありませんでしたが膵炎を煩っていました。
何で悪くなるまで気付いてあげられなかったのか、後悔がいつになっても消えません。
ずっと、ただの下痢だと言われ様子見を続けていました。
でも、本当は別に原因があったのです。
いつも行く病院が休みの日に具合が悪くなり、肺水腫の時にも助けて頂いた
近所の病院へ行って判明しました。
人間もも同じですが、動物もセカンドオピニオン大事です。
同じ症状、特に原因がハッキリと特定されていない場合はかかりつけ以外の病院へ行きましょう。
うちはそれで膵炎と腹膜炎、更には腫瘍が見つかりました。
何となく、腫瘍が見つかってから、別れを覚悟していました。
心臓肥大があったので、手術に耐えられないと思っていたからです。
2月末の土曜日、手術を受けました。
その日は朝から愛犬にベッタリ、バギーで近所の神社にお参りに行って、いつも散歩で行っていた公園で日光浴をし、家に帰ってお昼寝。
こんな時間が永遠に続けばと、生まれて初めて本気で思いました。
お天気が良く、夢のような1日でした。
手術は無事終了、エコーではどこにあるのか分からなかった腫瘍ですが、切ってみたら脾臓だったので全摘出。
ここからはまだ思い出すのが辛いのでザックリになりますが、その後も膵炎と腹膜炎は回復せず食べる事が出来なくなり、嘔吐からの肺炎で亡くなりました。
これ以上入院していても良くはならないから、と家に帰ってきて3日目の夜でした。
母が仕事を休み尽きっきりで看病していました。
ウンチもオシッコも全て出したのを見て、母は
「もう逝ってしまう」
と思ったそうですが、私を焦らせないよう家に帰るまで待っていました。
私が家に帰った時、愛犬は母に抱かれてベロを出し、荒い呼吸をしていました。
私が抱っこして話しかけると、耳を動かし目を開いて、私の存在を感じてくれているようでした。
大好きだよ
愛してるよ
ごめんね
ありがとう
私や母が言うたびに耳が動きました。
楽しかった思い出話をしておでこにキスをしてました。
汚れたお尻を二人掛かりで拭いてあげました。
祖父と祖母のところにも連れて行き、お別れをしてもらいました。
もう一度抱っこし直すと、愛犬は2度伸びをしました。
そして、そのままゆっくりと、静かに息を引き取りました。
弱くなって行く心臓の音や白くなって行くベロや耳の裏。
死ぬと言う事はこう言う事なのだと目の当たりにしました。
今も亡くなった瞬間やその前後を思い出します。
申し訳ない気持ちと抱えきれない程の寂しさ、虚無感と向き合いながら
日々仕事をしています。
過去、いじめられても壁にぶつかっても、「死にたい」と思った事はありません。
でも今回は思いました、死んでしまいたいと。
思い直しましたけどね。
私が寿命を全うして死んだら、またあの子に会えるから焦らないようにします。